クリーンプロジェクト

持続可能性の高い生活と活動

クリーンプロジェクト

GEMÜ では 1964 年以来,企業の社会的責任を重要目標のひとつとして掲げ,継続的に取り組んできました。具体的には,スポーツと文化活動の支援,企業活動を通じた環境保護の増進,自社の拠点が存在する地域の環境保護活動,イニシアティブへの貢献などです。ここでは,現在私たちが関わっているプロジェクトを手短に概観することにします。

カーボンニュートラルなウェブサイト

インターネットのサイトは,運営 (たとえば,IT インフラの維持) に多少ともエネルギーが必要で,ある程度の量の CO2 排出が避けられません。これを補償するため GEMÜ は「カーボンニュートラルなウェブサイト」イニシャティブへの取り組みを決定しました。そのために、私たちの会社のホームページの閲覧者数をもとに,対応するカーボン排出量を計算します。カーボン排出減少への貢献は,全世界で展開されるさまざまな気候変動防止プロジェクトへの拠金という形で行います。「カーボンニュートラルなウェブサイト」イニシャティブの詳細は,私たちのウェブサイト www.co2neutralwebsite.com でご覧いただけます。

グリーンシンキング

GEMÜ は 1991 年に発足した企業ネットワーク「Modell Hohenlohe e.V.」の設立発起人のひとりです。環境保護と気候変動防止に対する自らの責任を果たそうという意志を持った企業が参加するこのネットワークは,以来 25 年間にわたって活動を続けてきました。Modell Hohenlohe の目標は,法律で規定された以上のレベルの環境保護と気候変動防止の実現です。業種別,テーマ別の作業部会が設けられ,参加各社は一緒に,企業としての環境保護活動を改善するためのソリューションを探っています。

若年者育成プロジェクト

2014 年から GEMÜ は,技術コースと商業コースの職業訓練生を対象に,最長で 4 週間の環境マネジメント教育を実施しています。内容は実務と理論の 2 本建てで,トレーニングを修了した若者たちは,計測システムの説明を受けた後,建物のヒートブリッジと圧縮空気供給ラインの漏れ箇所を探します。さらに,騒音レベル測定など,労働安全関係の支援作業も行います。またブレーンストーミングを行い,そこで出されたアイデアは,年次投資計画の基礎として利用されます。

自転車で通勤

スイス国内 2 ヶ所の拠点では,従業員に自転車通勤を呼びかけるキャンペーンをたびたび実施してきました。2014 年は 5 月と 6 月に会社も相乗りする形で,「bike to work」キャンペーンを実施しました。クリーンで,効率的,環境に優しい移動手段としての自転車の魅力をアピールし,スイスで「Velo」と呼ばれる自転車を,できるだけ多くの従業員に通勤の足として利用してもらおうという狙いです。

GEMÜ グリーンムーブ

2012 年には,電気自動車のシャトル便を走らせる「グリーンムーブ」プロジェクトがスタートしました。ホーエンローエの 3 ヶ所の拠点に,白と緑に塗り分けられた電動クーペ Smart Fortwo (略称は E-Smart) を各 1 台を配備し,工場間を行き来する従業員を騒音も,排気ガスも出さずに運んでいます。2014 年には職業訓練生たちが地域の学校をめぐって,持続可能性の高い活動をキャンペーンする際に E-Smart を利用しました。GEMÜ はまた,従業員の E モビリティの利用を後押ししています。電気自動車で通勤する従業員は,愛車の充電に社有の充電ステーションを無料で使用できます。

社会的プロジェクト

「地域に根差し世界に貢献」というスローガンそのままに,GEMÜ はホーエンローエ地域の各種団体,イベント,そしてさまざまな社会的活動に参加し,世界各地で展開されるプロジェクトを支援しています。その一例が,30 年以上前から続いているブラジルでの児童養護施設支援活動です。たとえば,GEMÜ が支援している施設のひとつ,Patronat Santo Antonio は,家庭環境に恵まれない 650 人の児童に居場所を提供しています。