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従来のプラントデザイン: フィッティングと配管を多用
液体,ガス,蒸気の制御における複雑な機能を,独立した多数のバルブで実現しているのが現状です。その際,バルブには多数のフィッティングと配管が相互に接続されます。多くのスペースが必要なだけでなく,部品点数が膨らむため,組立コストがかさみます。さらに,取付け部と配管接続部のすべてで漏れの危険が伴うため,プラントの操作信頼性に制約が加わります。
多機能,省スペースのモジュール式プラントへの新しいアプローチ
その点,コンパクトなプラスチック製マルチポートブロックバルブは,理想的なコンポーネントです。省スペースなだけでなく,さまざまな機能を受け持たせることができます。製薬産業での数千件に及ぶマルチポートブロックバルブの使用実績をバックに,GEMÜ のエンジニア/アプリケーション技術者はそれ以外の伝統産業向けにもプラスチック製ブロックバルブの提供を始めました。
高純度流体やドーシング目的用に,GEMÜ は PTFE 製マルチポートブロックバルブソリューションの iComLine も提供しています。
カスタム仕様製品のプランニングと個別製造
GEMÜ は,プランニング段階からお客様のプロジェクトをサポートし,アイデアや初期設計構想を提案します。コンセプトをもとに,3D-CAD システムで図面を起こし,お客様と綿密に打ち合わせながら高性能マシンパークで製品に加工します。こうして GEMÜ のデザインセンターでは日々,カスタム仕様の新しいバリエーションのブロックが造られています。
時間とコストを最適化
プラスチック製マルチポートバルブのバルブボディに使われる材質は,標準品の場合で PVC-U,PP,PP ナチュラル,PVDF,PEEK などです。ご要望により,それ以外の素材を用いたソリューションのご注文も承っています。マルチポートブロックバルブは原則として,プラスチック素材から,切削によって削り出します。ロットサイズが大きい場合,GEMÜ はお客様と協力して射出成形工程を含む個別ソリューションを開発します。それによって,製造単価を大幅に引き下げることができます。そのための専用治工具は,GEMÜ が社内で開発します。それにより,全工程にわたって品質を保証することができます。迅速で柔軟,かつ高度の品質要求に応えることができます。
金属切削液を連続的に消毒
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