アセプティックコントロールバルブ GEMÜ 567 BioStar control の呼び径が DN25 まで,最大流量が 15m³/h まで拡張されました。さらに電動アクチュエータータイプが加わりました。
バルブ,計測および制御システムのリーディングカンパニーである GEMÜ は,まったく新しいシール技術を開発し,定評あるアセプティックバルブの製品ラインナップに,高精度なコントロールバルブを加えました。GEMÜ PD(プラグダイアフラム)テクノロジーをベースにした 567 Biostar コントロールバルブは,製薬,食品,バイオテクノロジー分野における小量の流体制御に特化した, 新世代バルブとして設計されました。
PD テクノロジーにより,アクチュエーターの摺動部品は接液部から分離されます。また,この密閉隔離によって,圧力がかかった状態でも流体を汚染することなくアクチュエーターを交換することが可能です。
既存の手動式および空気操作式アクチュエーターに加えて,新しく電動式アクチュエータータイプが開発されました。電動式のGEMÜ 567 Biostar コントロールバルブは世界初の瞬間制御に対応可能なコントロールバルブです。PD テクノロジーとステンレス製電動アクチュエーターの組み合わせによりこのバルブは,圧縮空気を使用しない場合や,高い制御精度とスピードが特に求められる場合に,製薬およびバイオテクノロジー分野における小量制御のための最適な選択肢となります。PD ダイアフラムのすぐれた耐久性(700 万回以上の開閉動作),ローメンテナンス構造,流体が存在する状態でのアクチュエーター交換が可能になったことにより,プラントの寿命を大幅に延ばすことができます。呼び径のラインナップが DN 25 まで拡張されたことで,kv 値の範囲も約 15 m³/h まで高められました。
GEMÜ 567 Biostar control バルブは,製薬,バイオテクノロジーならびに食品および飲料産業の無菌プラントと同様に,一般産業のプロセスおよび腐食性流体に至るすべての制御プロセスでの使用を想定しています。PTFE シールシステムによって油や脂肪を含む流体にも問題なく使用できます。このバルブは,医薬および食品製造プロセス(牛乳,ヨーグルト,チーズ製造),化粧品分野において小量の流体を正確に制御することに適しています。様々なアクチュエーター,バスシステムおよび制御システムを組み合わせることが可能なため,瞬時のアプリケーションを含む,あらゆるプロセスにおいてお客様の要件に合わせて適合することができます。