製薬産業や医療技術の現場では,プラスチック製無菌コンポーネントの包装がプロセス信頼性に大きくかかわってきます。製品を慎重に扱うことはもちろんですが,それに加えて,製品に適した保護液ないし無菌の液体,たとえば超純水を正確に定量し,パッケージに注入することが重要です。医薬品産業用の特殊包装機械とウェブ加工システムの専門メーカーである Harro Höfliger 社は,カスタム仕様の生産・包装ラインに GEMÜ のバルブソリューションを利用しています。超純水の定量に,かつてはシンプルなものの,摩耗に弱いという欠点を持つピンチバルブが使われていましたが,現在は GEMÜ のマルチポートブロックバルブを使用しています。こちらの方が格段にコンパクトで信頼性が高いだけでなく,液体をはるかに正確に定量できます。