最新のプラント自動化に対応した新しいポジショナー

最新のプラント自動化に対応した新しいポジショナー

最新のプラント自動化に対応した新しいポジショナー

バルブ専門メーカー GEMÜ が開発した新製品は,スマートアプリによる操作コンセプト,容易な試運転,幅広い個別設定オプションが可能であることを特徴とし,自動化されたプラントの制御プロセスにおいてユーザーを最適にサポートします。新しい電空ポジショナー GEMÜ 1441 cPos-X は,種々の用途の広範な制御アプリケーションに好適です。

GEMÜ 1441 cPos-X は,GEMÜ のポジショナーとプロセスコントローラーの製品ラインナップ初の 2 線式ポジショナーです。このことには,特に配線の簡略化に関して大きなメリットがあります。フィールド機器には信号源を介して電源が供給され,追加の電源は不要です。GEMÜ 1441 cPos-X では,4~20 mA 受動アナログフィードバック信号とデジタル入出力信号が使用可能です。

ポジショナー GEMÜ 1441 cPos-X は,リニアおよびクォーターターンアクチュエーターを備えた単作動と複作動の両方の空気操作式プロセスバルブに対応しています。内蔵のリニアトラベルセンサーの長さは 75 mm です。または,リモート取り付け式のものもお選びいただけます。電気接続は,M12 プラグインコネクターまたは内部端子台付きケーブルグランドを介して行うことができます。

新しいポジショナーの操作は,専用に開発されたアプリを使用して行います。このアプリは,Bluetooth Low Energy を介して装置と接続されます。定評ある SpeedAP 機能による自動スタートアップの後,アプリ内でポジショナーの基本構成をそれぞれの制御タスクに合わせて個別かつ簡単に調整することができます。さらに,装置ステータスとエラーメッセージをプレーンテキストで表示することができるため,エラーの診断が格段に容易になります。動作状況に関する主要な情報は,ポジショナーに内蔵されているステータスディスプレイに表示されます。アプリは iOS 用および Android 用ともに App Store から無料で入手できます。

制御用空気をドーシングするための内蔵アクチュエーターモジュールにより,希望するバルブ位置へ正確に位置決めすることができます。さらに,アイドリング状態における操作空気消費量はほぼゼロです。これにより,ポジショナー GEMÜ 1441 cPos-X は,制御技術の要件を満たすだけではなく,環境保護に関する要件も満たしています。

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