タンクバルブはしばしば，ドレンバルブとしてタンクの底の最深部に溶接されます。こうすれば，タンクの液排出，洗浄，滅菌を最適に行えるようになります。このほか，バルブをタンクのカバーないし側壁に取り付け，もしくは溶接することもできます。
最小限のデッドスペース
GEMÜ のバルブボディに採用された独特のシールリップは，タンク内壁に密接して取り付けられるため，タンク内のデッドスペースを小さく抑えることができます。他に例を見ないキドニー形に成形されており，そのため液排出，洗浄，滅菌を最適に行うことができます。
カスタム仕様
無菌プロセスの高度の要求を満たすため，GEMÜ は標準仕様のほか，カスタム仕様レイアウトのドレンバルブないしタンクバルブを提供しています。カスタム仕様のタンクバルブをご希望のお客様は，弊社の P600B 仕様書に，バルブが満たすべき要求事項を記入し，弊社の担当者にお渡しください。
カスタマーベネフィット
- コンパクトな構造
- 一体構造 -> 排出を最適に行うことができ，デッドスペースがミニマム
- 表面仕上げに当たって内部輪郭を機械研磨および / または電解研磨，Ra < 0.25µm
- CIP/SIP 可能，かつ滅菌処理可能
Technical data
- DN 4 ～ 100 (GEMÜ ダイアフラムサイズ 8～100)
- バルブボディ材質: 標準品 1.4435 (316L) ，その他の材質についてはお問い合わせください
- バットウェルド，クランプ，ユニオンおよびその他の接続方法に対応可能
- アクチュエーターの操作は手動，空圧，または電動式
ステンレス製のタンクバルブ GEMÜ P600B は，1 つまたは複数のダイアフラムバルブで構成されています。アクチュエーターとして，手動，空気操作式，電動の各バリエーションから選択できます。バルブシートでの遮断は，ダイアフラムによって行われます。